「新エバンジェリスト養成講座~相手を動かすプレゼンテーション技術~」受講レポート
ちょっと(?)前ですが、2016年4月19日に受講した、マイクロソフト西脇資哲さんの
「新エバンジェリスト養成講座~相手を動かすプレゼンテーション技術~」
のレポートです。
直近では12月にも開講している人気講座なので、今後も続きそう?!
ご参考になれば嬉しいです。
プレゼンテーションスキルのニーズについて
- 今回会場アンケートを取ったところ、会社経費での参加が約30%。
5年前は10%に満たなかったが、そこまで仕事上のニーズが育ってきている。 - 西脇さんがプレゼン指導をしている分野は主に3つ。
「教育」「会社」「議員」 - プレゼンのゴールは「英語プレゼン」
- 京大iPS細胞研究所の山中教授へもトレーニング指導。
プレゼンテーションとは「相手を動かすこと」
「情熱」+「準備」+「テクニック」
→伝える内容に「情熱」があり、「誰をどうさせたいか」が明確なことが前提。
その上で「テクニック」を織り交ぜる。
シナリオテクニック①【プレゼンテーション黄金比3:7】
前半30%:課題提起 後半70%:本題
→メインテーマを決め「何故このプレゼンをしているのか」を伝え、課題提起をする。(聴衆との合意形成)
→本題は、後半70%で伝える。
シナリオテクニック②【デマンド(必要性)を植え付ける】
「ホラーストーリー」→「希少性」→「魅力」の順で必要性を植え付ける。
→ジャパネットたかたは、見事にこのストーリーを使用している。
例)可愛い孫の運動会写真が全部手ブレだった。手ブレ防止機能付きデジカメが無い と、綺麗な想い出写真が残せない。(ホラーストーリー)
↓
先着○○○名様限定で、手ブレ防止デジカメを格安でご提供します。(希少性)
↓
手数料はジャパネットが負担します。(魅力)
シナリオテクニック③【まとめは必ず「最初」を振り返る】
- 「一番最初にお話ししたように」と語りかけるのも〇
- 「最初」と同じトーンで「まとめ」を構成し、美しいまとまりを演出する。
例)マドンナのマイケル・ジャクソン追悼スピーチ
最初:子供の頃の話
最後:自分の子供たちの話
http://www.mtvjapan.com/video/event/19585
その他テクニック
- 必ず手を使って表現する!!!手は「胸より上」で「肩幅より外」へ持っていく!!
- スライドは「地の色を含めて」4色+強調色1色まで。
- 「話していること=聞いていること=見ていること」目で追っている情報しか人は頭に入らない。
- 接続詞で振り向く/目を上げる動作は効果的。
- 短い分を接続詞でつなぐと伝わりやすい。「さて」「しかも」「ですから」
- 会場を前後・左右に4分割してグループとして見る。
- プレゼンは顧客視点の表現で!
× 「新種のりんごをお届けします」
〇「新種のりんごが味わえるんです」 - Fact&Optionで伝える。
例)「犬は800種います。(Fact)
私たちは様々な犬に出会えるんですね。(Option)」 - 次のスライドへ行く前にブリッジを入れる。
例)スライドA→「ではどういう理由でそれが起きたか見てみましょう」→スライドB
目次
代表的な名プレゼンテーション
- キング牧師「I have a dream」
- スティーブ・ジョブズ スタンフォード大学スピーチ
-
マドンナ VMA2009 マイケル・ジャクソン追悼スピーチ
-
ステイシー・クレマー「人生最高の贈り物」
- ジャック・アンドレイカ「有望な膵臓がん検査」ティーンネイジャーのスピーチ
https://www.ted.com/talks/jack_andraka_a_promising_test_for_pancreatic_cancer_from_a_teenager
まとめ
講座でお聞きしたことを自分の備忘も含めて書きましたが、やっぱりリアルに西脇さんのプレゼンをお聞きしたのが、一番響きました。
ご本人が発する非言語情報や「間」や「目線」含めて体験できる講座、機会があれば是非!受講してみてください。
同名の本も出版されていますね。
http://amzn.asia/gl8bLmH